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ねんきん定期便の見方|シミュレーターに入れる数字はここにある
公開日:2026年11月6日 / 最終確認日:2026年11月6日
年金家計シミュレーターの「公的年金の見込み額(月額)」に何を入れればよいか迷ったときは、毎年誕生月に届く「ねんきん定期便」が手がかりになります。ただし、定期便の年金額は年齢によって意味が違い、1年分(年額)で書かれています。
このページでは、次の3点を順に整理します。①定期便のどの欄を見るか ②シミュレーターに入れるときに気をつけたい点 ③正確な見込額を確かめられる公式の窓口。仕事の収入や貯蓄のように、定期便に載っていない数字があることもあわせて確認しましょう。
| 年齢 | 届く形 | 年金額の欄の意味 | シミュレーターに入れるとき |
|---|---|---|---|
| 50歳未満 | はがき(35歳・45歳は封書) | これまでの加入実績に応じた年金額。今後納める分は含まれず、将来の見込額ではありません | そのまま入れると、実際より少ない試算になることがあります |
| 50歳以上60歳未満 | はがき(59歳は封書) | 今の加入条件のまま60歳まで加入を続けた場合の、65歳から受け取る見込額 | 年額で書かれているので、12で割った月額を入れます |
どちらの金額も、受け取る額が決まったものではなく目安です。日本年金機構は、今後の制度の見直しや加入状況によって金額が変わると案内しています。50歳未満の様式には、保険料を納めなければ金額は増えないこと、記録の訂正などで前年より下がる場合があることも注記されています。
60歳以上の方の定期便は、作成時点などの加入実績をもとに計算されています。年金を受け取っていて直近1年に加入期間がある方のはがきには、見込額の欄がありません。
1.定期便で年金額が書かれている場所
はがきの定期便では、番号のついた欄を見ます。「1」これまでの保険料納付額(累計額)/「2」これまでの年金加入期間/「3」年金額。「3」の欄の名前は、50歳以上の方は「老齢年金の種類と見込額」、50歳未満の方は「これまでの加入実績に応じた年金額」です。どちらも年額で書かれています。
50歳以上の様式では、見込額のイメージ図に70歳・75歳まで遅らせた場合の額も示されています。受給開始年齢ごとに金額が書かれている場合は、どの年齢からの額かを確かめてから使います。月ごとの加入状況や納付状況は、「最近の月別状況」の欄で確認できます。
記録には時点があります。59歳の封書では、データ作成日の前々月までの記録と案内されています。直近の変化が気になる場合は、5節の窓口で確かめましょう。
2.シミュレーターの入力欄との対応
年金家計シミュレーターでは、「公的年金の月額は、どれにあたりますか?」で「見込み額・受給額が分かる」を選び、「公的年金の見込み額(月額)」に金額を入れます。定期便の年額は、12で割って月額にしてください。例えば年額180万円なら月額15万円です。
| 入力欄 | 定期便で見るところ | 入れるときの注意 |
|---|---|---|
| 現在の年齢 | 定期便の数字ではありません | 試算する時点のご自身の年齢を入れます |
| 公的年金の見込み額(月額) | 「3」の欄の金額(年額) | 12で割った月額を入れます |
| 年金受給開始年齢 | 見込額は65歳から受け取る前提 | 入力欄の初期値も65歳です |
| 仕事の収入の「現在の月収」 | 載っていません | 手取りを入れます。給与明細などで、今の毎月の手取りを確認します |
| 現在の貯蓄(預貯金+退職金の合計) | 載っていません | 預貯金と退職金の合計を入れます |
| 毎月の生活費 | 載っていません | 世帯で1つの金額を入れます |
夫婦ふたりで試算する場合は、年金を本人と配偶者で別々に入力します。それぞれの定期便から、同じ手順で月額を出しましょう。
3.50歳未満の方が気をつけたいこと
50歳未満の方の定期便の金額は、これまでに納めた保険料の実績だけで計算した額です。今後の加入分は入っていないため、将来受け取る見込額とは別のものです。この額をそのままシミュレーターに入れると、実際より少ない年金額で試算することがあります。
将来の見込額は、ねんきんネット(外部サイト)、別タブで開きますの「詳細な条件で試算」や、厚生労働省の公的年金シミュレーター(外部サイト)、別タブで開きますで確かめられます(5節)。
見込額がまだ分からない段階では、年金家計シミュレーターで「分からないので仮の金額で試したい」を選び、例の金額で試すこともできます。例の金額は平均受給額や推奨額ではありません。仮の金額は「あなたの控え」に保存されません。
4.受給開始年齢と、定期便に載らないもの
定期便の見込額は、65歳から受け取ることを前提に計算されています。受け取り始める年齢は60歳から75歳の間で選べます。日本年金機構の案内では、65歳からの額と比べて、70歳まで遅らせると42%、75歳まで遅らせると84%増えるとされています。50歳以上の定期便には、これらの年齢の見込額も載っています。
年金家計シミュレーターは、受給開始年齢を変えても月額を自動では変えません。繰上げ・繰下げによる増減も計算しません。65歳以外で試算するときは、その年齢で受け取る月額を確かめて入れ直してください。「基準案と比べる」を使うと、開始年齢と月額を変えた2つの案を並べられます。シミュレーターは入力した月額をそのまま使い、税や社会保険料は差し引きません。
定期便に載るのは公的年金です。企業年金やiDeCo、個人年金などは様式に載っていません。加入先の案内で確認し、必要に応じてシミュレーターの「その他の収入」に入れます。
5.正確な見込額を確かめる公式の窓口
日本年金機構のねんきんネット(外部サイト)、別タブで開きますでは、年金記録や電子版の定期便を確認し、見込額を試算できます。
- できること:「かんたん試算」は今の条件のまま60歳まで加入を続けた場合の見込額、「詳細な条件で試算」は今後の働き方や受け取り始める年齢などを設定した場合の見込額です。
- 登録のしかた:利用登録は、マイナポータルとの連携か、ユーザIDの取得のどちらかで行います。定期便に書かれた17桁のアクセスキーを使うと、ユーザIDをその場で取得できます。
- アクセスキーの有効期限:データ作成日から5か月後の月末までです。
厚生労働省の公的年金シミュレーター(外部サイト)、別タブで開きますは、登録なしで使えます。定期便の二次元コードを読み取ると、一部の項目が入力された状態で始められます。二次元コードは、はがきでは表面右端の「最近の月別状況です」の下にあります。仕組みを簡略化しているため、実際の額と異なる場合があると注記されています。
個別の内容は、ねんきん定期便・ねんきんネット専用番号(外部サイト)、別タブで開きますやお近くの年金事務所(外部サイト)、別タブで開きますで相談できます。専用番号は次のとおりです。
- 0570-058-555
- 050で始まる電話など、0570の番号が使えない電話からは 03-6700-1144
電話の際は、照会番号か基礎年金番号を手元に用意します。受付時間は次のとおり案内されています(2026年11月6日確認)。
- 月曜:8時30分〜19時
- 火〜金曜:8時30分〜17時15分
- 第2土曜:9時30分〜16時
変更されることがあるため、日本年金機構のページで確かめてください。定期便をなくした場合も、この番号で再発行を依頼できます。発送まで2〜3か月かかります。
出典:日本年金機構『ねんきん定期便』の様式(サンプル)と見方ガイド(令和8年度・10月以降送付分)(外部サイト)、別タブで開きます
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本ページは、暮らしの情報を整理するためのご案内です。法律・税務・金融などの個別の助言を行うものではありません。