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試算結果の読み方|「貯蓄が何歳まで持つか」が出たあとにすること

公開日:2026年11月6日 / 最終確認日:2026年11月6日

年金家計シミュレーターで試算すると、「概算では、○歳ごろに資金が足りなくなる見通しです」のような1文と、グラフ、年齢別の一覧表が表示されます。タイトルでは「貯蓄が何歳まで持つか」と書きましたが、画面に出るのは「何歳まで大丈夫」という判定ではありません。「最初に資金が足りなくなる年齢」と、選んだ年齢の時点の残高です。

結果は、入力した収入・年金・貯蓄・生活費をもとに1年ずつ足し引きした概算で、目安として見るものです。このページでは、各表示の意味、計算に入っていない条件、結果を見たあとに確かめることを順に紹介します。

結果画面の主な表示
表示表しているもの
結果文入力した条件での見通しを1文で示したもの
最初に資金が足りなくなる年齢年末の残高が0円以下になる最初の年齢(不足があるときだけ表示)
○歳時点の残高試算する最後の年齢として選んだ年齢での残高
最も不足が大きくなる時点最後の年齢より前に不足が最も大きくなる場合だけ表示
年齢別・資産残高の推移(概算)年齢ごとの年末の残高をグラフにしたもの
年齢別・資産残高一覧最初の年齢・10歳ごと・最後の年齢の、年間収入・年間支出・年間収支・資産残高

どの数字も、入力した条件のままで計算した場合の概算です。

1.結果文は3つのパターンで読み分ける

結果文は、試算の最後の年齢までに年末の残高が0円以下になる年があるかどうかで、3つに分かれます。

  • 「○歳まで資金が足りなくなる見通しはありません」:選んだ年齢まで年末の残高が0円を上回り続けた場合です。
  • 「○歳ごろに資金が足りなくなる見通しです」:ある年齢で残高が0円以下になり、最後の年齢まで戻らなかった場合です。
  • 「○歳ごろに一度、資金が足りなくなります」:いったん0円以下になったあと、その後の収入によって最後の年齢では残高がある場合です。

試算の最後の年齢は85・90・95・100歳から自分で選びます。結果画面でも切り替えられます。寿命を予測して決めているわけではないので、85歳までで不足がなくても、95歳までで見ると結果が変わることがあります。入力画面にある平均余命は参考として示すもので、計算には使っていません。

不足があるときは、「マイナスの金額は、借入ではありません。収入と貯蓄だけでは足りなくなる資金の目安です。」と表示されます。入力した条件のままでは賄えない金額の目安として読みます。

2.グラフと一覧表で、残高の減り方が変わる年齢を見る

グラフでは、年齢ごとの残高の動きを線で確認できます。一覧表の「すべての年齢を見る」を開くと、1歳ごとの値が見られます。「収入・支出が変わる年齢」の欄には、入力した条件で収入や支出が切り替わる年齢がまとめて表示されます。

例として、60歳・貯蓄2,000万円・仕事の収入なし・年金月額15万円(65歳から)・生活費月25万円・90歳までで試算すると、最初に資金が足りなくなる年齢は69歳と表示されます。60〜64歳は収入がないため残高が年300万円ずつ減り、65歳からは年金との差の年120万円ずつ減る計算です。この数字は読み方を示すための例で、目安となる金額ではありません。

結果文だけでなく、どの年齢で減り方が変わるかを見ると、どの条件が結果に影響しているかをつかみやすくなります。

3.計算に含めていない条件を確かめる

結果画面の「これは概算です。次の条件で計算しています。」の枠に、計算の前提がまとめてあります。主な点と、入力で気をつけることは次のとおりです。

計算での扱いと、入力で気をつけること
項目計算での扱い入力で気をつけること
公的年金の月額入力した金額をそのまま使う。税・社会保険料の控除や物価による増減は計算しない額面か手取りかの区別がないため、どちらを入れたかを控えておく。年額で書かれた資料は12で割る
受給開始年齢入力した年齢から計上。繰上げ・繰下げによる月額の増減は計算しない開始年齢を変えたら、その年齢で受け取る場合の月額も確かめて入れ直す
税・社会保険料・医療費・介護費計算に含めていない毎月の生活費の金額や「生活費が変わる年齢」で調整する
物価の変動・運用による増減計算に含めていない入力した月額や貯蓄額が、そのまま続く前提になる
夫婦の試算貯蓄と生活費は世帯で1つ。年金はそれぞれ入力した額のままどちらかおひとりになった後の変化は計算しない。必要なら「生活費が変わる年齢」で調整する

試算の最後の年齢はご本人の年齢で選びます。そのため配偶者が年下の場合は、配偶者がその年齢に届く前に試算が終わります。結果には「配偶者が○歳の年までの試算です」と表示されます。

4.条件を1つずつ変えて、基準案と比べる

結果を見たあとは、気になる条件を変えて試算し直せます。「この結果を基準案にする」を押してから条件を変え、「試算する」を押すと、基準案(比べるもとの条件)と変更案を並べて確認できます。比較では、変更した条件、数値の比較、年齢別の残高、それぞれの結果文が表示されます。

一度に複数の条件を変えると、どの変更が結果に影響したのか分かりにくくなります。生活費だけ、受給開始年齢と月額だけ、というように1つずつ変えると比べやすくなります。

基準案は、画面を閉じるか再読み込みすると消えます。

結果画面の下には「確認したほうがよい公的制度」として、年金の繰上げ・繰下げ受給、高額療養費制度、介護保険・給付水準の3つが一般情報として示されています。受給開始年齢を変えて試すときは、その年齢で受け取る場合の金額をねんきん定期便や年金事務所で確認し、開始年齢と月額の両方を入れ直します。各項目にある「お金AI司書 連携予定」は今後の予定を示す表示で、現在この画面から使える機能ではありません。個別の判断は、FP・税理士などの専門職に相談してください。

5.試算の数字を、暮らしの情報の整理につなげる

試算の結果は、生活費や契約を見直すきっかけにもなります。生活費の金額に自信がない場合は、毎月の固定費を一覧にする方法を参考に支払いと契約先を洗い出し、その金額で入れ直すと、結果の前提がはっきりします。

TSUNAGILOGに無料登録し、ログインした状態で試算すると、入力した年金月額と貯蓄額が「あなたの控え」(ライフ・インデックス)に保存されます。保存されるのはこの2つだけです。仮の金額で試算した場合は保存されません。比較、配偶者の入力、仕事やその他の収入、生活費の変化は保存されず、画面を閉じると消えます。登録前に入力した内容は、ログイン後には引き継がれません。

ライフ・インデックスでは、固定費や保険、書類の場所などを項目名・カテゴリ・メモで登録・保存し、PDFで控えを出力できます。ここまでは無料版で使えます。登録名義や連絡先、手続き方法などの詳細項目と詳細PDFは、TSUNAGILOG有料プランで使えます。料金は月¥300(税込)です。

ご家族が万一のときに引き継ぎ開始を申し出るための手段として、バトンカード(QRコード)を無料で発行できます。申し出があると、運営が内容を確認してからご案内します。

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本ページは、暮らしの情報を整理するためのご案内です。法律・税務・金融などの個別の助言を行うものではありません。